ボーディングスクールの概要と海外の特徴

ボーディングスクールは、家族から離れて寮生活をおくりながら、勉学に励み、心身を鍛え、規則、礼儀、自立心、コミュニケーション能力を養成する全寮制の寄宿学校のことです。少人数授業、伝統があり、広大なキャンパスを持ち、教育と生活の支援体制がしっかり整っているのが特徴です。生徒だけではなく、先生やスタッフも同じキャンパスで生活しているので、先生と生徒が共に力を合わせながら、学校生活を過ごしています。海外の中でもスイスのボーディングスクールは、世界各国の学生と教師により構成され国際性が高いのが特徴です。

英国方式、アメリカ方式、両方を採用するなど、多様なカリキュラムを導入しています。英国では、ボーディングスクールを卒業後、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学などに進学する割合がとても高いので、エリート階級を養成する教育機関として考えられています。アメリカでは主に対話形式による授業が行われます。最近では、諸外国の財界、政界のトップクラスや富裕層の子供たちが、高い教育を受け、政財界における人脈を構築することを目的に留学する傾向が高くなっています。

ヨルダンでは、2007年に中東初となる男女共学のボーディングスクールが創設され、全校生徒の約半数に奨学金を与えています。授業は英語、アラビア語で行われています。その他、カナダ、香港、中国、タイなどにもボーディングスクールがあり、日本では、札幌聖心女子学院中学校・高等学校、函館ラ・サール中学校・高等学校などがあります。

Leave a comment

Your email address will not be published.


*