自由な教育環境があるアメリカには、世界中から留学生が集まっています。日本の留学生の中には、高校に入る前にボーディングスクールに留学する子供もいます。早くアメリカの学校に馴染んだ方が、英語を覚えやすく、環境にも慣れやすいからです。ボーディングスクールでは、寮に入って生活します。

食事は、朝、昼、晩と3食出て、カフェテリアで食べます。夜の10時過ぎには消灯になりますが、読書灯などを使って消灯後も勉強する学生が多いです。ボーディングスクールは、宿題も多く、留学生の中には予習をしないと英語での授業についていけない人もいます。留学生に対しては、しっかりとしたサポート体制もあるので、授業や生活についての悩みがあれば、いつでも相談することができます。

ボーディングスクールへの入学を希望する人は世界中にいますが、日本でも希望者が増えています。入試はすべてAO方式で、合否は必要書類と面接によって判断されます。入学するのが難しい学校は、英語力も高いレベルを要求されます。ですから、留学するまでに、一定レベル以上の英語力は身につけておく必要があります。

英語圏以外から来る学生に対しては、特別英語クラスを用意している学校もあります。卒業生は、母校に対する愛着が強い人が多いです。そのため、卒業してから定期的に開催される卒業生のためのイベントには、世界中から卒業生が集まるのです。成功して母校に寄付をする人も少なくありません。

ボーディングスクールは、巨額の資金を確保して、学校を運営しています。